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視界不良潜水訓練

本日のMISSIONは、視界不良での潜水訓練。

視界不良とは、降雨の濁りや川底の堆積物の浮遊など視界及び照度不足等による「水中視界がない状態」での潜水となる。

潜水士は、波などの水の動きの影響を大きく受けます。光も波であり潜水には様々な影響を与えます。

太陽の光は水中では水の層を通過するため減衰されます。この水の層がフィルターになり、条件によっては照明など全く役に立たない場合があります。

水中の浮遊物、懸濁物だけでなく、水の落ち込みなど渦や気泡が太陽光を遮り、水中視界を奪うこともあります。

特に水中は、水の環境により視界が異なり、その視界を決定づける粒子や分子が多ければ多いほど透明度が下がり、光は散乱し、どんな強力なライトを使用しても意味をなさないことも多々あります。

視界不良での潜水は、夜間潜水での考えや手法は同じであるが、照明が効かない状態ではリードラインを使用した潜水を行います。今回のメイン訓練では照明を使用せず、暗闇で手探りによるリードラインのみでの潜水を行ないました。

視界が効かない暗闇での潜水は、装着潜水資器材の取り扱い、身体への配置、BC操作と浮力調整、地形コンタクトやマスクや鼓膜、資器材などへの浮力変化などを感じて潜水しなければならない。

移動中に流れの変化を感じリードラインとの距離や位置どり変え、常にライン操作を行い、状況・条件に合わせて潜水を行う。

訓練場所も過去に幾度となく潜水してきた場所であり、水の動きや地形などは把握しているものの、同じ条件は自然界ではほとんどない。

視界不良での潜水は、常に水の動きや水深、距離を感じて非常に繊細な潜水であり、非常に緊張感がある。

昼間など視界に依存した潜水では、普段気にしない呼吸音や呼吸間隔など目からの情報以外を敏感に感じ取り、資器材の慣れ、事前の準備、潜水前の計画と打ち合わせ、そして実行、そして何より潜水士の潜水技術が非常に重要であることが再確認できた。

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