認定Cカードランクアップ
初級のオープンウォーターダイバーコースを修了しダイバーとしての認定を受けた人が、今後様々な環境に対応して安全にダイビングを行うために必要な知識やスキルを学び、経験を増やすことで認定Cカードのランクアップをすることができます。
すでにダイバーの皆様がお持ちの認定Cカードはレクリエーショナルダイビング教育機関が発行する修了証です。この教育機関は民間企業であり世界に大小様々な指導団体があります。あくまでもレクリエーショナルダイビングであり、日本の潜水士のような業務としての国家資格でもないため、ダイビングを楽しむのに法的制限を受けることはありません。
しかし、各指導団体によって認定修了基準が異なるようでは様々な問題が起こりますので、1997年にレクリエーショナルダイビングでの「安全」という特定目的を持ち、世界規模の最小限トレーニング基準の開発を目標にした国際組織としてWRSTCが設立されました。このWRSTCに加盟する教育団体が発行するCカードは、世界中のほとんどの国や地域に広く普及使用されている基準で、実質的な世界基準(ディファクト・スタンダード)となっています。
岐阜ダイビングセンターでは、世界的なダイビング活動での安全の促進、トレーニング基準の国際的な一貫性、WRSTCの世界的な信頼性に対する責任を認識し、世界のレジャーダイビング基準であるWRSTCに基づいてCカードを発行してます。このため各指導団体によってランクや呼び方が異なる場合があります。
【参考】WRSTC ダイビング指導基準
岐阜ダイビングセンターでは昨今のデジタル化に伴い、スマホアプリによるデジタル教材及びCカード、ログブックなどが利用できる「My SSI」アプリを導入しています。ダイビングを始める方から他団体のダイバーまでどなたでも無料にて利用できます。ぜひ、一度ご検討ください。
「My SSI」アプリの紹介は こちら (アプリの紹介ページに移動します)
アプリのダウンロード先と登録方法は こちら
アドバンスダイバー認定
初級オープンウォータコースの次のステップがこのコース。デジタル教材を使用し、5種類の異なるダイブトレーニングを1回づつ行うことでCカードが認定できます。
【上手になるための推奨5ダイブ】
- ボートダイビング
- ナビゲーションダイビング
- パーフェクトボイヤンシーダイビング
- ナイトロックスダイビング
- ドライスーツダイビング
スペシャルティダイバー承認
ダイビングトレーニングと経験が一定レベルに達したダイバーのSSI認定ランク(Level2)です。
12回以上のダイビングを経験を有し、2つ以上のスペシャリティ受講修了証明により、スペシャリティダイバーのCカードを取得できます。
アドバンスドオープンウォータダイバー承認
ダイビングトレーニングと経験が一定レベルに達し、知識と経験を備えた中級レベルのダイバーのSSI認定ランク(Level3)です。
24回以上のダイビングを経験を有し、4つ以上のスペシャリティコース受講修了証明により、アドバンスオープンウォータダイバーのデジタルCカードを取得できます。
マスターダイバー承認
知識と経験、レスキューテクニックを備えた上級ダイバーへの一歩です。
50回以上のダイビング経験を有し、ストレス&レスキューコースを受講し、アドバンス同様4つ以上のスペシャリティコース受講修了証明により、マスターダイバーのデジタルCカードを取得できます。
スペシャルティプログラム
スペシャルティプログラムとは、初級オープンウォータダイバー認定後、ダイバーとして初めての環境やダイビングスタイルに対応できるよう知識と技術を学ぶ単一プログラムコースです。各スペシャリティプログラムを受講することにより知識と経験が増え、より安全にダイビングを楽しむことができるようになります。また、中級ダイバー・上級ダイバーになるランクアップへのダイビングプログラムです。
ボートダイビング
ボートからのエントリー方法やボートの上でのマナーなどを学びます。世界中の海に存在するダイビングポイントはボートでしか行けない所もたくさんあります。岐阜ダイビングセンターのホームグランドである常神半島もボートポイントがメイン。OWコース終了後は、まずこのコースの受講を推奨しています‼
パーフェクトボイヤンシー(中性浮力)
浮力(器材・肺)のコントロール・中性浮力について学び、トレーニングします。ちょっとしたコツをつかめば、水中での移動が楽になり、快適に海の中を楽しめるようになります。砂や海底をまき上げたり、海の生物を蹴とばさないスマートなダイバーを目指しましょう。
ナイト&視界不良
夜間や視界のよくない場所でのエントリー&エキジットの方法、水中ライトなどの特別な器材の使用方法などを学びます。夜の海の中でバディと簡単にコミュニケーションをとる方法を知り、昼間の水中とは違う夜にしか顔を出さない生物たちに会いに行きましょう。
コンピューターダイビング
ご自身のダイビングコンピューターの使い方を学びます。モード設定方法・水中情報表示・警告アラーム・ダイブプランなどの機能を理解し、自分で水深や減圧管理ができるよう知識を深めます。ログ付けのためのダイビングコンピューターではなく、しっかりと潜水計画を立てて、安全に潜水できるダイバーを目指しましょう。
サーチ&リカバリーコース
紛失したアイテムをロープやコンパスを使用して捜索する方法を学びます。いろいろなサーチパターンや水中でのロープを使ったコミュニケーション方法を知り、 特殊器材を使用した引き上げ方法を練習します。
フォト&ビデオコース
水中世界の感動を周りの人に伝えたい‼
水中写真やビデオを残すために水中撮影の方法を学ぶ入門コース。
水中カメラの取り扱い方法や撮影テクニックを学び、海洋生物との出逢いや、その日のダイビングの感動を写真に残しましょう。
ディープダイビングコース
水深18~40Mまでの深い水深へ安全に潜るための潜水計画と実施する方法を学びます。
深い水深へのリスクを知り、ダイビングコンピューターとガス消費量の計算を駆使して、
安全かつ快適に潜水できるようトレーニングします。
ドライスーツダイビングコース
水温の低い時期に潜るために着るドライスーツの使用方法・着用方法・利点などを学びます。
ドライスーツ特有の緊急事態への対処方法をトレーニングし、
1年を通して安全かつ快適にダイビングを楽しめるようになります。
ナビゲーションコース
ダイブコンパスを使用する「コンパスナビゲーション」、
水中の景色や砂紋などから情報を得る「ナチュラルナビゲーション」を学びます。
自分がどこにいてどこに向かっているのか、どこに向かいたいのかを把握し、水中で迷子にならないようナビゲーションの基礎知識を深め、トレーニングをします。
リアクトライト(救急法)コース
救急措置の初期対応の基本を学ぶコースです。
応急処置・CPR・AEDの使い方はもちろん、ダイビングの緊急事態における酸素供給の方法を学科セッションで学び、実践的なトレーニングを繰り返し練習します。
大切な人の命を守れるように適切な対応ができるようになりましょう。
ダイバーストレス&レスキューコース
自分自身や他のダイバーを守るために必要なスキルを学びます。
ストレスダイバーの特徴・事故を防ぐ方法・トラブルが起きた時の対処法・救助の方法
などの知識をしっかりと入れ、緊急事態や救助の状況に応じて迅速に対処できるよう、シナリオを描き実践的にトレーニングします。
エンリッチドエアナイトロックスコース
通常よりも酸素濃度の高い(濃い)混合ガスを使用して潜る方法を学びます。ダイビングの知識を深め、安全なダイビング計画を立てることにより減圧症のリスクを下げることにつながります