厚生労働省国家資格でもある「潜水士」
潜水士は、レジャースポーツダイビングのCカードとは異なります。日本国内で業務として潜水する人は国家資格である「潜水士」免許が必要となります。潜水士は潜水する深さは関係なく、足のつく場所であっても水中で呼吸する装備をして業務を行う場合には、必ず潜水士免許が必要です。一方、レジャーで楽しむダイビングには潜水士免許は必要ありません。
水中という特殊な環境でおこなわれるため、陸上の作業とは異なる危険にさらされます。一般的に、水中だから息ができない=危険と認識をされていらっしゃる方が多いのですが、呼吸器を使用するためさほど問題はありません。それよりも「水環境の圧力=水の重さ」が人体に及ぼす影響が潜水士にとって危険なのです。水中で呼吸器を使用し、溺れず作業を終了したとしても、水面に到着後「圧力障害」により死亡してしまう危険があります。
このため、高気圧環境下(水中環境)での業務に従事できるのは、潜水業務の安全に関して必要な知識を有していることが認められる国家資格「潜水士」試験に合格したものでなければ従事できないとなっています。潜水作業は、水の圧力による高圧特殊環境下であり、この環境下において業務を行う際、急激な圧力変化により潜水作業者自身の身体に様々な負担や障害を引き起こし、生命の危険をおびやかす可能性があるために国家資格として定められているのです。
最近では潜水士というと、ご存知の海上保安庁や消防や警察の潜水士がそれに当たります。水中での工事や土木作業を行うのも潜水士です。実は、ダイビングインストラクターも潜水士免許が必要です。これは、レジャーや水産分野を問わず水中呼吸器( 潜水器 ) を使用して行われる業務全てに該当します。水中工事や土木作業を初め、インストラクターやガイドダイバーなどのレジャーにおいての業務潜水、警察や消防、保安庁、自衛隊などの捜査・救難救助・軍事潜水も研究者も日本においては、全て同じ「潜水士免許」です。
潜水士免許試験 過去問題
潜水士免許試験の日程 (中部地区)
試験日:令和8年4月23日、7月16日、12月14日、令和9年2月8日
試験場所:中部安全衛生技術センター(愛知県東海市)
全国の潜水士免許試験日程は、こちら
令和8年の岐阜県での出張試験日 未定
試験日:令和8年9月6日(日)
試験場所:岐阜商工会議所ビル
願書受付期間は、令和8年7月7日(火)~令和8年7月21日(火)(消印有効)
詳しくは、こちら
潜水士免許取得 講習会
講習内容
実際の業務潜水を行うために必要な下記4項目の講義と国家試験対策を行います。
レジャーで潜水をされた方や、潜水経験や知識のある方向けの「3日間コース」
確実に合格を目指し、潜水業務全般に関して一から正しく知識理解を行う「4日間コース」を用意しています。
初めて潜水士試験を受験される方は、実技にも自信がつく「4日間コース」がおすすめです。
3日間コースから4日間コースへの変更も可能です。
今後、業務潜水士として安全で実践に役に立つ試験対策講習会となっています。
- 潜水業務
- 送気・潜降及び浮上
- 高気圧障害
- 関係法令
受講資格
心身ともに健康な満18歳以上の方
(但し、18歳未満の方は、講習会の受講及び本試験の受験はできますが免許交付は18歳時になります)
講師
岐阜ダイビングセンター 田口泰三
講習会参加費
3日間コース:59,400円 (潜水知識や経験がある方、レジャーダイビングの認定証をお持ちの方)
4日間コース:79,200円 (潜水経験のない方で、初めての方や自信をもって合格を目指す方)
(訓練指導者や安全管理者など、指導者として幅広く深い知識が必要な方)
※講習で使用するテキストに関しては、別途必要になります。「潜水士テキスト 第8版」2,970円
※過去第7版潜水士テキストをお持ちの方で講習会参加の方には、第8版追加内容も補います。
潜水医学は日々進歩しており、潜水士には法令も関係しますので、講義テキストは最新版を使用します。
当店の潜水士試験講習会について
講義には、中央労働災害防止協会の「潜水士テキスト 第8版」を使用します。現在最新版の潜水士テキストは、令和8年3月2日発行の第8版です。
受験者が戸惑う「潜水物理学」「高気圧障害」「計算問題」もしっかり理解できるよう丁寧な講義を行います。試験対策だけでなく業務潜水を行う潜水士には、高気圧障害を予防するため、正しい知識と業務潜水への理解が必要不可欠だからです。
講師田口が過去試験問題を分析し、試験対策として潜水士テキストをまとめた「潜水士試験直前対策ノート」を講義でも併用します。また、試験対策スマホアプリ等による「一問一答 潜水士過去試験」も無料でご利用いただけます。
また、遠方の方は、オンラインでの講義対応も実施しています。オンライン受講による合格、海外の方の合格実績もあります。オンラインでは、ご都合の良い時間で継続してサポートすることができますので、お気軽にお尋ねください。


受験の手続き
受験申請は、別途受験者ご自身で手続をして下さい。
(注) 願書は、全国7ブロックの安全衛生技術センターのうち受験を希望するセンターまで
願書を郵送の場合は2ヶ月前から受付開始で2週間前に締め切りです、
窓口での提出は2日前までとなります。
受付は定員の事もありますので、余裕を持って行ってください。
願書の郵送先は岐阜県は中部安全衛生技術センター
(〒477-0032 愛知県東海市加木屋町丑寅海戸51-5)となります。
受験の手続きに関しては、当スクールで代行する事もできますのお気軽にご相談ください。
中部地区以外で試験をご希望の方
中部地区以外の各地域のセンター試験日程に合わせた準備講習会も随時実施しています。
事業所にて3名以上での講習受講の場合は、現地出張講習も承ります。(交通費別途)
詳しくは、お問合せください。
事業所での安全講習会・潜水訓練などご希望の方
試験対策だけでなく、業務潜水、レジャーダイバー、潜水作業員の潜水指揮安全管理者、その他潜水関係者への
潜水業務教育等対応いたします。
潜水を業務としている各事業所の管理者の方、潜水士の方、高気圧作業安全衛生規則を遵守していますでしょうか。
今一度、各事業所における潜水業務の再確認を行なっていただきますようお願いいたします。
高気圧作業安全衛生規則における「健康診断」について
高気圧作業安全衛生規則
第1条「事業者の責務」
事業者は、労働者の危険又は高気圧障害その他の健康障害を防止するため、作業方法、環境整備、その他必要な措置を講ずるように努めなければならない。
第38条「健康診断」事業者は、潜水業務に常時従事する労働者に対し、①雇い入れの際、②潜水業務への配置換えの際、③6ヶ月以内ごとに1回、定期に、医師による健康診断を行わなければならない。
第38条「健康診断」は、①雇い入れ、②配置換え時の健康診断は、安全に潜水業務に従事させられるかを確認するスクリーニング検査と考えなければなりません。③6ヶ月以内ごとに1回定期に行う健康診断は、異常気圧下での有害業務従事者に対して、労働者の危険又は高気圧障害その他の健康障害を防止するための定期検査と考えられます。
労働安全衛生法における「一般健康診断」とは別に「特定業務従事者の健康診断」であり、特殊健康診断にあたります。(安衛則第13条第1項第3号/異常気圧下における業務)
また、業務に従事する者が、潜水環境で病状の悪化する恐れのある疾病や、潜水によって障害を誘発する恐れのある疾病にかかっている人の就業を禁止しています。(高圧則第41条)
労働安全衛生管理における潜水業務が、異常気圧下の有害業務であるため、高気圧障害、その他の健康障害を防止するため、高気圧作業安全衛生規則で潜水士免許を受けた者でなければ潜水業務に従事させてはならない。とされています。(高圧則第12条)
潜水士免許保持者、官公庁水難救助隊員への潜水座学、潜水実技指導も承りますのでご相談ください。
